相続診断士とは|行政書士が分かりやすく説明
今回は自分も保有している資格「相続診断士」について解説していきます。
是非、参考にしてください。
相続診断士とは
自分は「行政書士」「相続診断士」の資格の知識から遺言・相続についてサポートさせてもらっています。
では「相続診断士」とはどんな資格なんでしょうか?
争族を減らし笑顔相続へ
相続ではトラブルになってしまう事があります。
相続人間で争いが起きる事を「争族」なんて言う事があります。
字のごとく家族が争う事を意味します。
この「争族」を減らして「笑顔相続」の普及を使命としているのが「相続診断士」になります。
笑顔相続って何?
「相続診断士」は笑顔相続を増やす事を使命としています。
では「笑顔相続」とは何でしょう。
相続診断協会では以下のように定義しています。
生前から家族に対して自分の想いを伝えて、その想いを共有する。
生前に笑顔の家族になっていれば自然に「笑顔相続」が実現します。
その為には「エンディングノート」を作成して自分の想いを生前から家族・仲間と共有する事が大切です。
気持ちの部分は凄く大切
相続診断協会が推奨している「エンディングノート」「遺言書の付言事項」などは法的効力はありません。
しかし被相続人(故人)の気持ちを知っているか知らないかで相続人の考えも変わってきます。
例えば
被相続人:父親
相続人 :配偶者(母親)・長男・次男
遺言書が残されており遺産は全て配偶者(母親)に相続される内容だった。
遺言書には「付言事項」は何も書かれておらず遺産の相続の内容しか書かれていなかった。
この時に法定相続分としては
母親:1/2
長男:1/4
次男:1/4
になります。
長男・次男としては1/4相続する権利は有しています。
中には「自分には遺留分がある!」と専門家に相談する人もいます。
ただ、この時に「遺言書の付言事項」に以下の様に書かれていた場合に長男・次男の気持ちはどうでしょうか。
この「付言事項」があると長男・次男の気持ちは大きく変わると思いませんか。
これが「気持ちの部分」という意味です。
以下の記事で詳しく書いています。
相続診断士は何をしてくれるの
相続診断チェック
相続診断士の資格を保有している人は「相続診断チェックリスト」を使用して「相続診断」をする事ができます。
相続診断結果を基に「笑顔相続」を実現する為のアドバイスをします。
国家資格ではない
「相続診断士」は民間資格です。
弁護士・司法書士・税理士・行政書士などの国家資格者ではありません。
争いごとの解決・不動産登記などはもちろんできません。
相談者様からヒアリングなどを行い各専門家と共に最適な解決策を考えます。
相続の窓口みたいなイメージです。
相続に必要な知識は1通り有していますので、その知識から最適な専門家をご紹介します。
最後に
いかがでしたか。
今回は自分も保有している「相続診断士」についてお話しました。
相続についてどこに相談して良いか分からない時などは、まず「相続診断士」に相談する事もありだと思います。
相続について総合的に判断して適切なアドバイス・専門家の紹介をしてくれますよ。
是非、参考にしてください。
投稿者プロフィール
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名古屋市天白区平針の【遺言・相続専門】行政書士アフェクション法務事務所の代表行政書士です。
【相続診断士】の資格も保有しております。
名古屋市緑区、日進市、みよし市、東郷町の方も、お気軽にお問合せください。
趣味:キャンプ・バス釣り・自転車・読書
お困りごとがあれば、お気軽にお問合せください。
052-990-3860
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